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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

社会保障についての抜本的議論をしてほしい。「長寿医療制度」のごたごた

昨日も「長寿医療制度」について記事にしましたが、今日、初めて年金から天引きが行われるということで、このところメディアでも随分取り上げています。

野党が昨日「おばあちゃんの原宿」(巣鴨のとげぬき地蔵)で廃止を訴えて拍手かっさいを浴びたというようなこともニュースで流れていました。

今朝、テレビの情報番組でお年寄りのご夫婦らしきお2人がインタビューに答えていました。奥様らしき女性が、

「後期高齢者っていう名前がイヤよねーってみんな言ってますよ」

と言うと、夫らしき男性が、

「末期と言わないだけましだよ」

と言ってらして、思わず笑ってしまいました。

こんな、ちょっと力を抜いた受け答えっていいなあと思います。

でも、笑ってる場合じゃないんですよね。

 

国民医療費は30兆円を超えると言われますが、そのうち3割が75歳以上の人に使われています。

75歳以上の人口は約1300万人だそうですから、国民全体の1割ちょっとですね。

年をとるほど病気になりやすくなるのですから、その年代の医療費がかさむことは当たり前のことです。

いずれ、私も生きていればそのお仲間になるのですから、できればその年代の方達みんなが「長生きしてよかった」と思えるような社会であってほしいと思います。

「お年寄りの医療費は全部公費負担」というようなことになれば、お年寄りにはいい社会なのかもしれませんが、それを誰がどのように負担するのかという問題があります。

 

社会保障は社会全体を常にトータルに見ていかないといけないと思います。「お年寄りは病気になりやすい」と言うのであれば、それは乳幼児や小学生ぐらいまでの子供だって同じです。限られた財源の中から必要なところに必要な給付をするということが基本だと思いますが、果たして、現在それがなされているのでしょうか。

最近、各自治体独自に子供世代に対する公的な医療費補助などがなされるようになりましたが、お年寄り世代との均衡がとれているのかどうかは、私は正直言って不勉強でよくわかりません。

 

この国の場合、税金にしても各種保険料(年金、介護、健保、雇用等)にしても、徴収することについてのシステムはがっちりしていますが、それをどう使うかということに対する透明性も確保されていなければ、乱脈な使われ方がされた場合のペナルティーなどもはっきりしません。

野党はただ単に「長寿医療制度」の廃止だけを声高に叫ぶのではなく、社会保障全体のあるべき姿を示して国民に考える材料を提示してほしいと思います。

 

75歳以上の医療についても医療費が適正な使われ方をしているのか、給付と負担の均衡はどうなっているのか、低所得者層は別として平均的なその世代の人にとって、それほど大変な負担なのか、そういうあまり語られないことをもっともっと語ってほしいと思います。

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