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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「うつ病は心の病ではない」という医者ありき

昨日、風呂上りのストレッチ体操をしながら、夜遅いニュース番組を見るとはなしに見ていました。自分も軽いうつ病にかかっているという精神科医の話を特集していました。

現在見たところ50代ぐらいでしょうか。

35歳の時に、勤務医をしていた時の過労がもとでうつ病になり、その半年後大腸がんなどを患ったりした経験から、その時のうつ病はがんになる前触れのようなものだったのかもしれないと語っていました。

身体がなんらかの異変を察知していたのだろうということで、彼によると、うつ病というのは必ずしも「心の病」ではないということです。

今、労務管理の面でも「メンタル・ヘルス」は大きなウェートを占めています。

過重労働からうつ病になる労働者が増加して、法律的にも経営者の労働者に対する安全配慮義務が明記されました。どうしても「心の病」ととらえてしまって、採用にも二の足を踏んでしまうということが起きています。一度うつ病になるとなかなか元どおりの職業につけなかったりということが現実にあります。

 

その医師は、うつ病になったときのことを

「原因もないのに朝起きると辛い状態が続いた、何かいやなことがあるとか誰かに叱られたとかいう原因があるわけじゃないので、どうしようもない辛さ」

と表現していました。

彼は東北地方から沖縄県に引っ越してがらりと環境を変えました。でもうつ病が完治したわけではありません。いまでも、寝る前に薬を飲んでいます。でも、「軽いうつ」ぐらいの方が患者さんと胸襟を開いて話すことができ、患者さんを理解できると言います。

「俺はうつ病になんか絶対なんないよ」なんて言う精神科医はだめだと言います。

 

彼はうつ病は心のありようを変えたり環境を変えたりすると軽くなると言います。完治させようなんて思う必要はないのだと言います。人生をまじめに生きようとした結果の病だとも言います。

彼の患者の1人である若者が自ら「自分は親のマリオネットで、自分の意思というものがなく生きてきたような気がする」と悩みを打ち明けるシーンが出てきます。

彼はその若者に親と離れて1人暮らしをして自立することを勧めます。

それを実行して1ヵ月後、若者は自分で「すごくよくなりました」というぐらい良くなっていました。

 

様々な要因があり、なかなか簡単にはいかないのでしょうが、あまり完治させようとかがんじがらめに思わないで、気持ちの持ち方を変えたり環境を変えたりするということがよいらしいのですね。

私も労務管理を勉強する身ですので、ほんの10分ぐらいの放送でしたがとても興味深く見てしまいました。

うつ病は「心の風邪」という説もあるのですが、むしろ「病気ではない、身体の出す危険信号」ぐらいにとらえた方がよいのでしょうか。

うーん。今の私には結論は出ませんが勉強すべき課題であると思います。

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