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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

離婚の年金分割で誤解されやすい部分を見る

離婚の年金分割については過去記事に3日間連続で書いたことがあります。(過去記事参照)

来週月曜日の地元の市役所での年金・労務相談に備えて年金全体をおさらいしているのですが、離婚の年金分割というのは、私が試験に合格した後出てきた話なので、知識をしっかりと整理して頭に入れておかなければと思っている事項です。

開業して間もない昨年の1月、社労士会の自主研究会の発表会があり、離婚の年金分割についてあるグループの発表がありました。

私が自分で勉強した範囲以外の内容は特に目新しいことはないと感じましたが、終わった後の質問で、

「もう少しわかりやすく説明してくれなくちゃ全然わかんないよ」

と質問?した出席者(社労士会会員の社労士)がいました。

発表者はちょっと困った顔をしていましたが、その質問に対してなんと答えたかは私は全然覚えていません。

確かに発表者のパフォーマンスはいいとは言えなかったけれど、「そこまで言うかなあ、あなたが不勉強ということでもあるんでしょ」と私は心の中で言っていました。

それと同時に、一応「年金の専門家」である社労士でさえわかりにくい制度を、一般の方に理解しろというのは相当無理があるんだろうなとも思いました。

 

まず、誤解しやすいところというのは、例えば年金をもう受給している夫のいる妻が離婚した場合、一番多いモデルケースとしては長年会社勤めをした夫と、専業主婦だった妻というところでしょうが、今、夫が受け取っている年金額の半分が自分に来ると思ってしまうことでしょうか。

分割の対象となるのは、婚姻期間中に保険料を納めた納付記録に基く厚生年金の報酬比例部分です。

 

ですから、夫が独身の頃に納めた分は除かれますし、夫が60歳から65歳の間でしたら、妻に対する加給年金額と夫に対する特別加算額の部分(夫が昭和18年4月2日以降生まれの人には396,000円加算されている)も除かれ、イメージとしては現在の年金額の半分より相当低い金額になると思います。

また、妻が年下の場合は自分の年金の受給資格を充たすまでは、分割して分けてもらった年金ももちろん受け取ることはできません。年齢(原則65歳以上)期間(原則25年以上)の要件を充たさなければ資格が得られないからです。

 

妻は妻自身で受給資格を得ない限り夫の年金を分けてもらっても少しもプラスにはならないのです。「年金分割」と言っても正確には「年金保険料納付記録の分割」です。

なお、公務員についても離婚の年金分割は適用されますが、各共済組合によりやり方が違いますので、それぞれの制度にお問い合わせいただくことになります。

離婚時の年金分割については厚生労働省のHPにも詳細が掲載されています。

 

今週はミャンマーや中国で悲惨な天災があり大きなニュースとなっています。

それについて私も感じるところは多々あります。

昨日のような極めて個人的なことや今日のような離婚の年金分割なんて平和なことを書いてていいのか?というような思いは強いのですが、あまりにもテーマが大き過ぎてまとまった文章が書けないので、違う話題を取り上げています。

今はただ、犠牲となった方のご冥福を祈り、災害にあわれた方が強く立ち直ってくださることを祈りたいと思います。

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