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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

業界団体の日雇い派遣の自粛決定について考える

今朝の朝刊によると、日本人材派遣協会が製造業などでの日雇い派遣を原則自粛する「自主ルール」を決定したとあります。(新聞記事参照)

日本人材派遣協会のHPを見ると、派遣会社、派遣スタッフ、派遣先企業向けにいろいろ細かい情報が掲載されていて、とても参考になります。

「使えるHP」という印象を持ちました。

私のブログをずーっと続けて読んでくださっている読者の方はよくご存知だと思いますが、私は派遣については当初の業種を限定した状態に戻すべきだと思っています。

スキルという武器を持った労働者が、自分で選択して働くのが本来あるべき姿であり、企業の人件費減らしのために人が物のように動かされ、いいようにこき使われるような状態は反対です。

従って、私の中では派遣会社は「ご遠慮職種」ということになり、派遣会社に対しては、営業活動をしたことはありません。

私のような名もなきおばさん社労士が何を言おうと無視できるでしょうが、さすがにこのところの違法派遣問題は、業界にとっても風当たりが強いようですね。

有識者の間でも派遣法を見直して業種を限定するべきだという意見もあります。日雇い派遣がワーキング・プアの温床だ(私はそんな単純な問題ではないと思っていますが)なんて論調もあり、業界団体としてはかなり危機感を持ったのかもしれません。

 

新聞記事によると、「意図的な1日単位の細切れ契約は行わず、労働者の希望に応じて可能な限り長期の契約を確保する」という自主ルールを総会で決定したそうです。

一つの事業所で長期間働く派遣労働者が正社員になることを希望した場合、職業紹介を行うなどの支援に努めるともあります。

ルールを守らない企業には是正を要求し、従わない場合は企業名を公表するとか。

協会に加盟しているのは790社で業界全体の売り上げの5割を占めているそうですが、派遣会社は全国に1万社あるとかで、加盟していない会社の方が断然多いんですね。

 

労働者としては、まず日本人材派遣協会に加盟している派遣会社を選ぶということでしょうが、悪名高きグッドウィル(資格停止中)やフルキャストも加盟しているそうですから、油断はできません。

ここでちょっと気になるのは、スキルもなく正社員にもなかなかなれず、日雇い派遣でどうにか食いつないでいくしかないという労働者がいるとしたら、その人たちの行き場はどうなる?ということです。

かえって協会に加盟していないような条件の悪い派遣会社に流れてしまって、ますますひどい状態になったら最悪だなあと、ちょっと心配です。

 

希望すればなるべく長く契約するようにするということですが、それをきちんと守って明日は仕事があるかどうかわからないというような労働者が少しでも減るといいと思いますが、果たして実効性があるのでしょうか。自主ルールですからね。

やはり、国が動いて法律できちんとルールを作らないと根本的な解決にはならないだろうと思います。

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