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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

労働保険申告書の未提出事業所への電話督促をする

昨日、「電話督促」の行政協力に出かけることを記事にしましたら、読者の社労士の方から、「私も行政協力で申告書の受付業務をしました」なんてコメントをいただきました。

地方では最寄の労働基準監督署まで車で50キロなんて所もあるんですね。

当地では、私の事務所からJRで二駅5分、最寄の駅から歩いて7、8分という便利さです。

事業所の数に応じて労働基準監督署があるんでしょうけれど、地方はやはり移動距離という点では大変だなあと思います。

さて、昨日は朝9時から夕方4時半まで、お昼休みの1時間を除いて電話をひたすらかけました。

4人の社労士が二室に分かれて、それぞれ1台づつの電話を与えられ、未提出事業所ということで、リストにあがっている事業所に督促の電話をするのです。

事業所についてはA4版の大きさのカードのようなものが作られていて、住所や電話番号、労働者の数や昨年の申告額などが書かれています。

10人以上労働者がいる事業所もたまにありますが、だいたい1~5、6人の小さな事業所が多いですね。

 

そのカードの束が4人それぞれに渡されますが、みんな3cmぐらいの高さでしたから、結構な数ですね、200枚以上はあったんではないでしょうか。

5月20日までと決まっていて、随分前に書類は送られているはずなのに、期日を守らないでも平気な人たちというのが世の中にはたくさんいるんですね。

結局、半分ぐらいかけるのがやっとでした。

3日間、電話督促が行われますから、今日も他の方が奮闘なさっていることと思います。

 

応対について簡単なマニュアルがありましたが、「威圧的な態度は厳禁」であくまでも丁重にお願いして申告書を提出していただくという態度で電話をしなければならないんですね。

ですから、私もなるべくやわらかい態度で、朝は「おはようございます。こちら○○労働基準監督署ですが」、昼はおはようございますはないでしょうから、「お忙しいところ恐れ入りますが」と、どこぞの銀行、はたまたホテルマンのような感じでお話しました。

 

労働保険というのは、労災保険と雇用保険の総称ですが、前年度の支払った賃金(賞与も含む)に対して保険料率をかけて算出しますから、申告書を作成するにあたって、賃金の明細表などが必要です。

よくわからない場合は労働基準監督署に直接行けば、そこで教えてもらいながら簡単に作成できます。

期日を守らないような事業主は、書き方もよくわからない場合も多いので、たいてい来所を促すことになるんですが、

「何か持ってくものある?」

と言われ、ひととおり説明した上で「賃金台帳のようなものがあれば」と言うと、

「賃金台帳なんてないよ。作ってないもん」とのたまいます。

「アンタ、労働基準法違反だよ。30万円以下の罰金!」とつっこみたくなるのをぐっとこらえて、「支払ったお給料の額がわかるようにしていただければ、明細表やメモのようなものでも結構ですよ」と言うと、

「ふーん、わかった、じゃあ、来週行くわ」(来週じゃ遅いんだよ、オヤジ)()内は私の影の声、もちろん表面はあくまで、やさしく、感じよく、

「5月20日の期限がだいぶ過ぎておりますので、お忙しい中恐れ入りますが、明日か明後日、お時間を作っていただけませんか?」

とお願いします。

「うーん、じゃ、明日行くよ」(ホントに来るかなあ?)なんて感じですね。

 

毎年申告しているはずなのに「そんな書類見たことない」とか、「そんなの入ってません、うちは必要ありません」とか、「明日から海外へ行ってしばらく留守にする」とか、皆さん多種多様な反応ぶりですね。

まあ、そんな調子で疲れました。

昨日は1時間も早く寝てしまいました。「こんなことで疲れるなんて、もう、私は若くはないんだなあ」とつくづく感じたのでした。

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コメント


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初投稿です。
いつも読ませていただいています。毎日書くという持続力だけで、信用できるし、私が事業主なら、絶対、「きぼう」に顧問になっていただくと思いますが、同業なので残念です。
私も、この電話かけというのは何回かさせていただいたことがありますが、「来週じゃ遅いんだよ、オヤジ」のくだりで思わず声を上げて笑ってしまいました。(一人のとき、声を上げて笑うなんてあまりないです)自分が電話かけをしたときのことを思い出して、何度言ってやりたかった台詞だったので「よくぞ」と思ったのでしょう。
いつも、共感できる内容に感心しています。
これからもよろしくおねがいします。

空ちゃん | URL | 2008年06月03日(Tue)12:18 [EDIT]


初投稿ありがとうございます。

空ちゃんさん、
コメントありがとうございます。

過分なおほめのお言葉光栄です。

昨日は1日、私は異星人と話しているのかなと思うぐらい、いろいろな人がいました。
でも、社労士でなかったらそんな体験もなかなかできないと思うので、これはこれで喜ぶべきことなんだろうなあとも感じました。

これからも、日々のお仕事の合間の暇つぶしにでもお読みいただければと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

おばさん社労士 | URL | 2008年06月03日(Tue)13:46 [EDIT]


再びお便りを

昨日は報酬のことだけ言ったようで、少し反省しています。もちろん、いろいろな事情を抱えている事業所を数多く見て、現在の地方の置かれている状況も垣間見ることができ、申告書の記入の仕方の面でも「ああ、こう書けばよいのか」という場面もあって、大変勉強になりました。
今日、監督署に用があったので午後3時ごろ行きました。年度更新の緑の封筒を持った人がまだいらっしゃいました。5分ほどの間に2人も・・・。去年と同じ6月が締め切りだと勘違いしているわけではないと思いますが。

中高年社労士の雛 | URL | 2008年06月03日(Tue)17:42 [EDIT]


報酬は大事ですよ。

中高年社労士の雛さん
こんばんわ。

報酬は大事ですよ。
何よりも行政の側が社労士に対してそれなりの評価をしているのであれば、もう少しましな額を出すのではないですかね。
自分を安売りすることなんて全然ないですよ。

今日の電話督促なんかも電話オペレーターのような人でもできるかなと考えてみましたが、時々制度についての質問などをする人もいますし、「労働者がいない」という話をよくよく聞くと、「同居の親族」以外の親族であったり。
結構、労基法や徴収法の知識を必要とするんですよね。

まあ、派遣のオペレーターはもっと賃金が高いでしょうから、逆に雇えないかもしれませんね。

緑の封筒は電話で督促された人かも。

最終的には、私たちひとり、ひとりが実力をつけていくということが大切なんだろうなと思います。

おばさん社労士 | URL | 2008年06月03日(Tue)20:57 [EDIT]