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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

少女たちの未来に幸あれ! 最高裁の違憲判決出る

自分の母はフィリピン人だけど父は日本人、妹はもちろん日本人、自分も日本で生まれ育って日本人だとばかり思っていたのに、ある日突然、実は日本人じゃないんだよ、なんて言われたら、どんなにショックでしょうか。

日本人としての国籍がなければ自分の夢である婦人警官にもなれない。

友達にも知られてしまって、「外国人」といじめられました。(そういうことでいじめる子の親はどういう育て方をしてるんですかね)

どんなに辛かったでしょう。

でもその少女に笑顔が戻る画期的な判決が最高裁大法廷で昨日ありました。(新聞記事参照)

国籍法というのは門外漢でよく知らなかったのですが、日本人の父と外国人の母との間に生まれた子については、両親が正式に結婚していれば問題なく日本国籍を取得できるのですが、結婚していない場合、子が生まれる前に認知しないと日本国籍を取得することができないんですね。

前述の少女の話は、テレビのニュースで見たのですが、妹については生まれる前(胎児のとき)に父親が認知したため日本国籍ですが、生まれた後に認知されたためこの少女は母親の国籍となってしまうのです。

 

日本で生まれて日本人と同じ教育を受けて日本人でありたいと本人も思っているのに、日本国籍を取得できないとしたら、これは大変な不利益をこうむることになります。

参政権もなければ職業選択の幅も狭まる、様々な差別も受けるかもしれない。

そして、それは子供本人にはどうすることもできない両親が結婚していないという、大人の事情のためだとしたら、こんな理不尽なことはないですよね。

子供は親を選べないのですから、親の事情に左右されるような法的不利益は解消するべきだと思います。

 

最近、裁判所が結構すっきりしない判決を出すことが気になっていましたが、この違憲判決は本当によい判決だなあと思いました。

最高裁の判決は憲法違反かどうかを判断する時は大法廷で行われます。

最高裁には「違憲審査権」がありながら、その判断を避ける傾向がありますが、今回は15人中9人が「法のもとの平等に反する」(憲法第14条)というわかりやすい結論を出してくれました。(3人は立法の不作為で違憲としたため12人が違憲の判断)

 

原告となっている10人の子どもたちは今後日本国籍を取得できる見込みだそうです。同じような境遇の子供たちにも多分、道は開かれていくことでしょう。

「法律は人を幸せにするためにあるはず」という根本に立ち返って、早く法律の改正をしてもらいたいものと思います。

「復活したオシム節」とともに昨日のうれしいニュースでした。

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