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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

労働法令が守られていない職場。その対処法は?

昨日も記事にしましたが、パートタイマーの方々対象の講座でお話した時に、限られた項目ですが、「インタビュー形式」をとって参加者の現状について伺うことができました。

まず、労働契約の「基本のキ」である契約書、すなわち労働条件について文書にしたものをもらっていない方が結構いらっしゃいました。

「有給休暇の有無も知らされず働き続けていた」とか、「就業規則を見たことがない」

などという話も最後の質疑応答で出たりしました。

「何か言うとやめさせられそう」

などという話もあり、結局は事業主側の意識の問題なんだなあと思いました。

社労士が顧問としてついている会社は、まさかそんなことはないと思いますが、多くの中小零細企業は顧問社労士がいないし、その必要性を事業主がわかっていないということがあるでしょう。

同業者の話などをきくと、中小企業の事業主はよく言えば自立心が強く、何事につけタフな神経を持っている、悪く言えばアクの強い自己中心的な人が多いということになりますが、もちろん、統計をとったわけではないですから、そういう人がとかく目立ちやすいということがあるだけなのかもしれません。

法律なんて気にしてない大らかな?事業主もいたりします。

 

いずれにしても、そういう事業主を相手にする労働者としては、

①理論武装して論破する。

②素直に「ハイ、ハイ、」と従う。

③「ハイ、ハイ」と従う風を装いながら、なんとかこちらのペースに引き込む

④職場の仲間と団結する又は、労働組合を作る。

⑤見切りをつけて他の職場に移る

⑥最寄の労働基準監督署に申告する

というような選択肢があると思います。

①は②以下にも通じることですが、まず情報を仕入れるということですね。

私が見る限り東京労働局のHP(参照)などは比較的労働法関係についてわかりやすく書かれています。独立行政法人労働政策研修・研究機構のHPの労働問題についてのページ(参照)も参考になります。

 

②、これは面白くないですが、職を失うと困る場合もあるでしょうから。とりあえず①をやりつつ表面上は②にして、チャンスを待つという方法もありですかね。

③が一番難しいですね。まずは相手の性格、好み、などをよく観察して、どうやったら相手と良好なコミュニケーションを作れるかを考えることです。

人間関係というのは「鏡」のようなところがあります。こちらがよく思っていないと相手にも伝わり、相手もこちらをよく思わなくなります。「過去と他人は変えることができない」とよく言いますが、自分が変わると確かに相手も変わるということがありますから、ストレスをためこまない程度にトライしてみる価値はあるでしょう。

良好なコミュニケーションがとれるようになれば、労働条件についても話やすくなりますよね。

④ですが、労組を作らないまでも、1人で孤立しないということは大切ですね。仲間を作る、やはり、同僚についても③と同様なことが言えますよね。

⑤については、今、都市部の中小企業では「人手不足感」が強まっています。日頃から情報を集めてチャンスがあったら転職ということも可能でしょう。

⑥については、申告したことで労働者に解雇、雇止めなど不利益なことをすることは禁止されています。監督署には調査権限がありますから、調べて問題があれば是正するよう、指導、勧告などがなされるはずです。

 

一番大切なのは、「職場は仕事をする場」であるということです。自分の仕事については、誰にも文句を言わせないぐらいに一生懸命やることです。

仕事のできる人は自ずと発言力も増します。

仕事ができれば「仕事もろくにできないくせに生意気だ」という言説は封じ込めることができますものね。

と、まあ書いてはみましたが、労働基準法は労働条件の最低の基準ですから、それが守られていないことについて、労働者があれこれ悩んだり考えたりしなくてはいけないのは、やっぱりおかしいですよね。

全ては事業主の意識の問題だとあらためて思うのですが・・・。

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