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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

スターがほしい? 麻生幹事長の暴言を無視するテレビメディア

新しく自民党幹事長になった麻生氏が江田参院議長を表敬訪問した際に、

「ドイツでも1回やらせてみようかと国民がナチスを選んだことがある」

と言ったとかで昨日新聞の政治欄に小さく掲載されました。

その後、麻生氏は「民主党をナチスに例えたわけではない」

と釈明したそうです。言った、言わないの議論になるとその場にいた人間しかわからないことになってしまうので、私には真偽のほどはよくわかりません。

腑に落ちなかったのは、夜のニュースをいくつか局を変えて見ましたが、どれも一切このニュースを無視していたことでした。

真意は違ったのかもしれませんが、麻生氏がナチスの名前を出したということは確かなことのようです。それだけで、彼の歴史認識のなさや軽率さがよくわかります。

 

第一次世界大戦後に「人間らしい生活の保障」を定め、世界で初めて「社会権」という概念を取り入れたワイマール憲法下のドイツで、戦後のインフレなどによる経済的困窮の被害をまともに受けていた貧しい人々が、巧みな演説とパフォーマンスを持って登場したヒトラーに期待し、じわじわと勢力を広げた時、インテリ層や富裕層は眉をひそめていたと私が昔読んだ本には書いてありました(本の名前は忘れました)。

 ワイマール憲法は、共和国とするため大統領権限を強大にしたために、かえって独裁政治を招くことになってしまったということで、気がついたら、「ハイル・ヒトラー!」と言わないと自分の身が危ないような社会になっていたのです。

「1回やらせてみようか」などという暢気な話ではなかったと、私は認識しています。

 

ナチスについては、60年以上たった今でも当時の戦犯を追いかけているぐらいですから、ドイツや近隣諸国はかなり敏感なのではないでしょうか。

参議院の第1党である政党に関連してナチスの名前を出したと聞いたら、かの国の人たちは腰をぬかすぐらい驚くのではないでしょうか。

 

柳沢前厚労相の「女性は産む機械」発言の時には、大騒ぎしたテレビメディアが何故沈黙しているのだろう。

テレビメディアの恣意的な報道にはもう慣れましたが、随分あからさまだなあと思います。

テレビメディアは劇場型政治の「スター」がほしいんでしょうかね。

だいたい、麻生氏のことを「国民的人気がある」などとテレビは言いますが、私の回りには麻生氏のことをよいと思っている人は誰もいないんですよね。

秋葉原でもてはやされたということになっていますが、私の知っている若い人に聞くと、あれは面白がって揶揄されていただけで、人気があったわけではないということになるんですけれどね。

彼の言動は国民にわかりやすく伝えようと思っているふうですが、国民のレベルはこのぐらいなんて決め込んでいると、しっぺ返しをくらうのではないかなと思うのは、私だけでしょうか。

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コメント


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毎日拝読していますが、久しぶりにコメントさせていただきます。

ひょっとしたら、この本が答を導き出してくれるかも知れません、自信はありませんが…。
「ジャーナリズム崩壊」上杉降著 幻冬舎新書。
現在相当売れているようなので、すでにご存知かも知れませんね。

ひますけ | URL | 2008年08月07日(Thu)16:30 [EDIT]


ひますけさん
お久しぶりです。

その本の題名はどこかで聞いたことあるようなないような・・・。読んでみます。
ありがどうございます。

面白い本の情報、これからも教えてください。
今日は、社労士会の自主研究会があり、その後の飲み会ももちろん参加して、結構酔っ払いつつお返事しています。
ばかだねぇー。いいえ「これでいいのだ!」?

おばさん社労士 | URL | 2008年08月07日(Thu)20:52 [EDIT]


「ジャーナリズム崩壊」は、今年7月30日に発行されたばかりです。
実は私も現在呼んでいる最中です。

ついでに幻冬舎新書をもう1冊ご紹介しちゃうと→
「偽善エコロジー」武田邦彦著。

どちらの本も、というよりどちらの著者も、世間では毀誉褒貶が激しいらしい。
けれども、いずれも、私にとっては目のうろこがぽろっと落ちるような箇所がいくつもあります。


ひますけ | URL | 2008年08月08日(Fri)09:15 [EDIT]


ひますけさん
おはようございます。

この週末、本屋をのぞいてみます。
ありがとうございました。

おばさん社労士 | URL | 2008年08月08日(Fri)10:18 [EDIT]