FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

保育料、介護保険料などが時効でチャラ。役人の怠慢

埼玉県のある市で、長年に渡り徴収できずに時効を迎えた不納欠損金が3,400万円あると公表されました。

特に額の多いのは保育料と介護保険料だそうで、保育料では100万円を超えた世帯も1世帯あるとのことです。

これらの徴収金は地方自治法の規定で、原則5年で時効になるということで市は徴収不能で処理するとのことです。

3,400万円が多いのか少ないのか私にはよくわかりませんが、この市は埼玉県で2番目に面積が狭く人口も6万人余りですから、徴収業務はやろうと思えばそれほど大変な作業ではないように思います。

ここ20年分ぐらいを一気に処理しようとしたという事情もあり、額がふくらんだようですが、会計処理上5年で時効になるものを長年ほったらかしというのもどうなんだろうと疑問に思います。

一番多いのは保育料の滞納ということで、月52,000円の保育料を130万円滞納した世帯が一番多い額ということです。

保育料52,000円は高いような印象かもしれませんが、この市の保育料は所得に応じて18段階あり、最高で58,000円ということですので、この滞納者は多分所得の多い世帯なのでしょう。

「金持ちほどケチ」というのは、私が長年生きてきた中で得た感想ですが、お金があるのに納めるべき公金ともいうものを納めないというのは、ケチを通り越して犯罪に近いのではないかと私は思います。

事情があって払えない場合があるとしても、分割で少しづつ払うとか払う気持ちがあれば、いくらでも市と話合う余地はあると思います。

でも、「職員は全く歳入確保にあたっていない。市民の公平性を保つため、体制を強化し適切、厳正に対処する」という市長の談話をみると、市側もほとんど徴収の努力をしていなかったのかもしれないともとれます。

役人の無責任というのはどこから出てくるのかなあと考えてしまいます。

ほったらかしておくから時効になるのであって、きちんと裁判上の請求をすれば時効にはならないんですよ。

そういう手間暇、費用を惜しむのであれば、やはり滞納者ととことん話し合って納めさせるべきでしょう。

 

保護者のモラルの低下を理由に挙げていますが、社会情勢の変化によりそういうこともあり、そういう相手もいるんだと思って取り組まなければ徴集業務なんてできないし、何よりも最も大切な市民間の公平ということが守られません。

やむを得ない理由もなく滞納金が出た場合は、職員の給料を減額するぐらいの荒療治をしない限り、役人の怠慢は多分続いていくのでしょう。

「正直者がバカを見る」社会にだけは絶対なってほしくないと思うのですが、一部ではもうそんな社会になりつつあるんですね。

「正義」とか、「公明正大」って言葉もあまり聞かなくなったなあなんて、ちょっぴり寂しくなりました。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する