FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

大麻吸引力士の解雇について考える

組織の中で何かとんでもない不祥事が起きた時、トップの責任の取り方には2つあると思います。

1つは組織の長として責任は自分にあるということで辞任すること、もう1つは再発防止のための組織改革をしてから後進に座を譲るというやり方です。

後者のやり方は、世間の非難も浴びるでしょうし、この社会にありがちな「義理」「情」「しがらみ」などを全て切り捨て、自分も泥まみれ、血まみれになる覚悟が必要でしょう。

ここ何年かの角界の不祥事について、北の湖理事長は前者でもなく後者でもない態度をとり続けていましたが、さすがに自分の部屋の力士の大麻吸引の疑いが濃厚ということで、辞任をして、朝日新聞の一面では民主党の小沢氏の記者会見を押しのけてトップニュースとなっていました。

一方でこの事件の発端となったロシア人の元力士若ノ鵬釈放のニュースが報道されました。

若ノ鵬は大麻所持がばれてすぐに解雇となりましたが、会見では乏しい日本語のボキャブラリーを総動員して、反省と謝罪の気持ちを表しているように見受けられました。

私がちょっと気になったのは、彼が

「謝れば許してもらえると思った」「クビになるとは思わなかった」と語っていたことです。

日本では覚せい剤をはじめとして各種ドラッグについてはかなり社会的にも厳しい目が向けられます。

私はロシアの国の事情はよく知りませんが、かの国では大麻吸引について日本よりはぬるい感覚なのかなあと感じました。

スポーツ選手の場合はドーピングということにもつながりますから、絶対にやってはいけないこととは思いますが、それがきちんと彼らに伝わっていたか気になるところです。

 

報道では大麻吸引したとされるロシア人力士は3人とも「解雇」と伝えられました。

この「解雇」が普通解雇なのか、懲戒解雇なのか判然としませんが、即日解雇となっているところをみると懲戒解雇ということでしょうか。

相撲協会の就業規則がどうなっているか知りませんが、通常、懲戒解雇を行う場合は就業規則上にきちんと理由が明記されていなければなりません。(当ブログ過去記事参照)

また、解雇事由というのは労働契約締結時に書面で交付することが義務付けられています。

 

相撲協会がこのへんをどのように扱っているのかよくわかりませんが、力士に様々な「してはいけないこと」「これをやったらおしまいよ」というようなことをきちんと周知していたんでしょうか。

異国の地から文字通り「裸一貫」で成功を夢見てやって来た若者を、きちんと指導、管理する体制が整っていたのだろうか。

協会関係者は自信を持ってそれをしていると言えるのだろうか。

彼らがやったことは許されることではないけれど、本人の意思を確認の上で、スポーツ選手のように1年~2年の出場停止の後、(その間に協会が責任を持って再教育する)もう一回チャンスを与えるという処分もありだったのではないかなと思いました。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する