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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

社会の歪みを感じる大阪雑居ビル火災

「人間は遺伝子の乗る車」とある科学者が言っています。

遺伝子はとにかく生き残るため、そしてより強くより良くなって生き残るため様々な手を使う。人間は操られているだけというような趣旨だったと思うのですが、だいぶ前に読んだ本なので、ちょっと違うかもしれません。

昨日の個室ビデオ店の火災で、「生きるのが嫌になって」放火したものの怖くなって逃げた犯人も、遺伝子が「生きる」という方向にベクトルを向けたんでしょうか。

どうせなら、そんなことをする前に「生きる」方向にハンドルを切ってほしかったと思います。

多くの方が亡くなったり負傷したりして、本当に痛ましく理不尽で不条理なことだと思いました。

私は、個室ビデオ店というものを全然知らなかったんですが、シャワー設備などもあり、安価なホテル代わりとして使う客も多いのだそうですね。

でも、面積が狭かったり、寝具を提供していないというような理由で、消火設備などについては、法律の規制の枠外ということで、今回のビルも長い廊下の奥がどん詰まりで逃げ場がなく、スプリンクラーなどももちろんついていなかったとか。

 

亡くなった方のうちの1人の方について新聞に記事がありました。

50歳代の男性ですが、事業に失敗して借金を抱え住居を転々とした後、現在は放火されたビデオ店を住まいとしながら、ホームヘルパーとして働いていたそうです。

介護福祉士を目指していたそうで、真面目で同僚にも信頼されていたようです。

介護の仕事というのは、精神的にも肉体的にもかなりきつい仕事ではないかと想像できます。

そういう仕事を真面目にしている人がまともな住まいも持てないなんて。

ビデオ店が「住まい」ではしっかりとした休息なんてとれなかったでしょう。

借金という特殊な事情があったにせよ、まじめに働いている人がきちんと寝る住居さえ確保できないなんて、なんかこの世の中おかしいですよね。

 

一般的にこういうビデオ店に泊まるのは、終電に乗りそこなったサラリーマンや前述のように住居としている人たちだそうです。

飲み過ぎてつい遅くなったというのなら、私も身に覚えがないわけではないので、まあ、たまにはそういうこともあるか・・・ということですが、(私はちゃんと帰りますよ)仕事で遅くなった人もいるということで、長時間労働が当たり前のようになっている社会は、やっぱり変だと思います。

せめて終電に乗れる程度の残業をしていただきたいと思いますが、そうもいかないのでしょうね。

会社は社員を残業させて利益を得ているのですから、ホテル代ぐらい持つのが筋ではないかと思いますが、そんな太っ腹な話は聞いたことがありませんね。

 

犯人の男性は離婚、リストラ、病気などを経験してお金がなかったようです。

そういう人たちが生きることに絶望せずに生きていける社会であってほしいと思うのですが。

どうしたらいいんだろう。私に何ができるんだろう。自問自答する日々が続きます。

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