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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

人は「情」で動くということを経営者は知るべし

最近は簡単に解雇したり、回りの迷惑も考えずあっさり倒産したりする会社の話をよく聞きます。

経営者としての自覚と責任はどうなってるのなあと思う話が多い中で、先週、新聞の片隅にある読者の投書に目が止まりました。

7歳と4歳の子がいる30代のパート女性の投稿です。

難聴というハンディキャップもあるために、不採用の連続だったがようやくある会社に職を得た。しかし、3ヵ月後子供の発熱により1週間ほど休むことになってしまった。

「やはり子持ちはだめと思われるのかな」と覚悟しつつ上司に相談すると、

「全てわかって採用したのだから、心配しないで看病に専念して」と言われた。

「ありがたい言葉を頂き、涙が出ました。私は、この会社をずっと大事にしようと思います。」

と投書は結ばれています。

社員を大事にする会社は社員からも大事にされるということですね。

社員を使い捨てにしたり、簡単に人を斬り捨てるような雇用の仕方の話が多い中で、ちょっぴりほっとする内容の話でした。

なお、育児介護休業法では小学校就学前の子の看護のための休暇を1年度5日取得できることになっています。詳細は過去記事にありますので、興味のある方はご覧ください。(参照)

 

小さな子供だった頃、「自分がされて嫌なことは人にもしてはいけないよ」と、親や回りの大人に教わりました。

会社というのは、結局社員が働かなければ前に進めないのですから、経営戦略がどうたらと言う前に、まず経営者は基本的な人と人とのつながりの基本を押さえるべきでしょう。

人は職場に何を求めるのか?

できるだけ給料の多い所がいいと言う人もいるでしょうが、働きやすさという点も随分大きく作用するのではないかと思います。

 

今年の労働経済白書によると、30代前半以下の若年者の求職活動の際に重視した条件として、「仕事の内容」、「勤務地、通勤の便」、「労働時間、休日、休暇」の3つがほぼ並んで上位にきています。

その下に賃金、会社の将来性などが同じような割合で続きますが、上位3つの半分ぐらいの割合となっています。

また、新入社員の会社の選択理由でも、「給料が高いから」よりむしろ「経営者に魅力を感じたから」という方が割合が高くなっています。

今後若年者層の減少により人手不足が予想されますが、経営者はまず人を大切にする職場を作るということに力を尽くすべきだと思います。

給料は並程度だけれど、休日、休暇が多いとか、社内のコミュニケーションがとりやすくて居心地がいいとか、様々なアイディアで人材を集めることが可能だと思います。

「人には感情(勘定ではない)がある」というところをもっともっと経営者は考えるべきだと思います。

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コメント


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投書の記事はよい内容でしたね。
このような会社のことを知ると、ホッとしますね。

ひますけ | URL | 2008年11月04日(Tue)17:04 [EDIT]


ひますけさん
こんばんわ。

こんな会社が増えることを望みます。
でも、案外、こういうことを思う経営者っているんだと思うんですが、目先の利益に目がいってしまうんでしょうか。
私たち社労士が背中を押してあげるべきなのでしょうが、社労士が関与している事業所はまだまだ少数派なのが残念です。

おばさん社労士 | URL | 2008年11月04日(Tue)20:03 [EDIT]