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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

年金の申請主義は疑問

私は今の年金制度には様々な疑問を持っています。

「申請主義」(申請しない限り受給できない)もその1つです。

法律学の考え方のひとつに権利を主張しない者はその権利を行使できないというような考え方がありますが、それに近いのかなと思います。

しかし、年金の場合厚生年金の被保険者等被用者はいやも応もなく、給料天引きで保険料を納めさせられるわけです。

徴収については個人の選択の余地はなく(会社に手続、納付等の義務がある)、いざ受給の時だけ申請した人だけが受給するというのは、なんか片手落ちのような気がします。

強制的に納めさせたのなら、「強制的に」受給させるのが筋なのでは?と思ってしまうのです。

先達ても、ある役所の年金労務相談を担当したときに見えた相談者の方が、現在64歳ですが、60歳から受給できるはずの厚生年金を全然請求していなくて、いまだに一切年金を受給していないことがわかりました。

その方は数年間のお勤め経験があり、生年月日により60歳から老齢厚生年金を受給する資格があるのですが、年金は65歳から支給されるものだと思っていたとおっしゃいます。

たまたま、ねんきん特別便が届いて自分の記憶と違う部分があり、どのようにしたらよいかわからないということで、ご相談にみえたのです。

違う部分については、年金手帳を2冊お持ちだったため、片方の分の記録しか記載されていなかったためとわかりましたが、60歳から支給される年金があると聞いてびっくりなさっていました。

 

老齢厚生年金の時効は5年です。

申請し忘れた場合、5年前までは遡ってまとめて受け取ることができます。

この方の場合、65歳の誕生日まであと半年ほどでしたので、それまでに、できれば早急に手続をしていただくようにとご説明しました。

 

最近は社会保険庁のサービスが向上して、受給資格のある人にはその旨のお知らせが届くようになりましたが、数年前まではそれがなかったため、この方のように気がつかない方も結構いたのではないかなあとあらためて思ってしまいました。

今後、全国民に年金記録を知らせるということですので、申請し忘れまたは、知らずに申請しそこねているというのは減ると思いますが、ちょっと前まではこんなことが日常茶飯事だったのだろうか、そういうもらいそこねの年金って額もかなりになるんだろうかと、考えてしまいました。

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