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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

職場の人間関係は永遠の課題?

少し古い話ですが、先月厚生労働省が「労働者健康状況調査結果の概況」(厚生労働省HP参照) を発表しました。

平成19年に全国の14000事業所(従業員10人以上)で労働者の健康管理の状況や労働者自身の健康について調査したものです。

「喫煙対策の実施状況」などをみると、対策に取り組んでいる事業所が75%と、前回より16ポイントの上昇ということで、オフィスの禁煙化が進んでいるなという印象を受けます。

かつて、国、国鉄(現在のJR)、日本専売公社(現在の日本たばこ産業株式会社)が訴えられた嫌煙権訴訟の判決(注1)から約20年、世の中変化してますね。

注1.東京地裁判決昭和62.3.27 わが国における喫煙に対する寛容な歴史などを考慮すると、国鉄が喫煙者をも含む輸送体制をとることは不都合ではなく、その害は受忍限度の範囲内だとして、全列車の半数以上を禁煙車にすることを求め、過去の健康被害の賠償を求めるという原告側の訴えを斥けた。

そんな中で変化しないのは、やはり人間関係の悩みだなというのがこの調査でもわかります。

仕事や職業生活の中で何らかの精神的ストレスがあると答えた人は、男女とも約60%(男59.2、女56.3)ですが、その原因で一番多いのは、職場の人間関係となっています。(男30.4、女50.5、全体で38.4%) (3つ以内の複数回答)

後に続くのが仕事の質の問題(34.8%)、仕事の量の問題(30.6%)、仕事の適性の問題(22.5%)、と仕事関係が続き、それから会社の将来性、定年後、老後の問題など、将来に対する不安についての回答もありました。

人間関係と答えた人は男女差がありますが、他の回答はほとんど男女差がありません。

私も女のはしくれなので、なんとなく理解はできます。

女同士の人間関係はなかなか厄介に感じることがあるものです。

特に職場で人間関係がうまくいかないのは結構大変ですよね。

職場ではいっしょにいる時間が長いですから。

 

人間関係というのは、一度この人はこういう人だとインプットされると、なかなか修正がきかないものですが、思い切って見方を変えるとまた別の面が見えてきたりすることもあります。

結局、「過去と他人は変えられない」ということなのですから、自分の対処方法を変えるしかないんですよね。

なによりも「人は違って当たり前」と思って他人と接すると、楽になることもあります。

ストレスを感じている労働者の90%(男87.4、女93.1)が「相談できる人がいる」というのは救いですが、残りの10%の人は相談する人もなく一人で悩んでいるとしたら辛いだろうなあと思います。具体的な相談相手としては、「家族、友人」(85.6%)、「上司、同僚」(65.5%)となっていて、やはり家族というのは頼りにされるんですね。

職場で悩みを話せる人がいるかどうかということも大切なことですね。

 

人間関係のいい職場というのは居心地がいいと思います。多少労働条件が悪くても勤め続けようという気になるのではないでしょうか。

経営者としては、「人間関係を制す者は全てを制す」ぐらいのつもりで、職場の人間関係に目配りすることが、メンタルヘルスも含めた労働者の健康にとって必要なことなのだと思います。

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