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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

入りたくなる会社

残業なし、育児休業3年、ノルマなし、年間休日140日、そんな会社があったら入りたいですか?


岐阜県にある電気工事の資材を扱うM工業という会社が新聞に紹介されていました。新聞記事が検索で見つけられなかったので、ウェブ上でみつけたものを載せておきます。http://www.doit-fun.jp/basket/goods_detail.php?id=1_106


創業者(1965年創業)で現在の相談役は倹約家でも知られます。蛍光灯には社員の名札をつけ、こまめに消すことを奨励、「印刷代がもったいない」と食堂の食券をやめ、自己申告に変えました。

「給料を上げるには限度があるから労働時間を減らす」として、残業は原則禁止。年間休日140日、今度の年末年始は19連休を予定するとのことです。育児休業は3年、約800人の社員は全員が正社員、「机を並べて同じ仕事をして給料が違うのはおかしい」という理由です。給与体系は年功序列で岐阜県庁の職員とほぼ同額だそうです。


それでも昨年の売上高は247億円、経常利益は32億9千万とのことで、高い利益率を誇っています。他社にできないようなアイディアが豊富で、開発力が抜群だからです。


社是は「常に考える なぜ なぜ なぜ」です。社内の提案制度では上司の悪口と給料への不満以外は提案しただけて参加賞500円、最高3万円の報酬があり、年間9000件もの提案が集まります。


おかしかったのは、上場した91年、旧大蔵省から指摘され、課長を25人から65人に増やした時のエピソードです。社員名を書いた紙片を扇風機の前に並べ飛んでいった人を課長にしたとか。これにはほんと笑いました。


創業者の原点は演劇集団、演劇では生活できず起業したとのことで、「演劇は演ずる側が感動できなければお客も喜ばない。会社も社員が喜んで働くようにして、幕が上がったら社員という役者に任せる」というのが信念です。


普段は倹約家でも、阪神大震災の時に得意先の債権1億6千万円を放棄したり、自社で劇場を建設して毎年ロシアのバレエ、中国の京劇などに地域の人を無料で招待しています。


何だか夢のような会社があるんですね。社員も誇りを持って働いているとか。こんな会社だったら入社希望者も多いのでしょうね。


人が、生き生きと働くとはどういうことなのか、考えさせられました。


新聞の見出しでは「アンチ成果主義 結実」となっていますが、私はちょっと違うという感想を持ちました。給与体系は年功序列かもしれないけれど「無知な上司にきくのは時間の無駄」と言って、ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)をやめたり、課長を決めるエピソードにも見られるように、年功序列型の堅苦しい上意下達は皆無です。提案が年間9000件というのは大変な数ですよね。いつも「なぜ なぜ なぜ」と迫られているのですから、年功序列に乗っかってぼんやりとはしていられないと思います。


年功序列の安心感をベースに成果主義の「社員が個別に能力を発揮する」というシステムも整っているように感じます。すばらしいのは、それによって得た成果を個人に還元するのではなく、会社全体、或いは地域や社会に還元していることです。


そんな会社だったら社員が会社に誇りを持ち、会社を愛するのは当たり前のような気がします。圧倒的な労働時間の少なさも社員にゆとりを与え、アイディアが生まれるのかもしれません。


経営者に「お見事!」と掛け声をかけたくなるような会社だと思いました。




 

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コメント


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初書き込み♪

なおこです。13日のブログにカキコして気づくかな??
毎日更新すばらしいですね!

世の中にはこんなにすばらしい会社が存在するとは。。
やっぱり一生懸命探せばどこかにはあるのかもしれないね。
私ももっと働くことを楽しみたいなぁと毎日思っています。
でも若いうちはチャレンジ・・とも思ったり。
色々交錯しています。
また相談に乗ってね。

ブログの更新頑張って下さい♪

なおこ | URL | 2006年11月16日(Thu)18:42 [EDIT]


なおこさん
コメントありがとう。

今、目の前にある仕事に全力でぶつかってください。
必ず道は開けると思います。
ただし、身体をこわさないように気をつけて。


おばさん社労士 | URL | 2006年11月16日(Thu)20:39 [EDIT]