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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

無常を感じる自動車メーカーの赤字転落

祝日だった昨日、お昼過ぎにようやく新聞に目を通したところ、トヨタ自動車が今期赤字になると一面トップで伝えられていました。

とにかく巨大企業ですからその影響は計り知れないぐらい大きいのですね。

自動車業界ばかりでなく、鉄鋼や広告産業、自治体の税収までいろいろなところが影響を受けるのですから、確かに一面トップのニュースということになるのでしょう。

ついこの間2兆円を超える黒字だったのに、このところの世界同時不況や円高の影響はとにかくものすごい勢いなのだなあとは思いますが、この時期に発表するとは、非正規雇用社員の切捨ての非難をかわそうというわけでもないんでしょうね、などとちらっと思ってしまいます。

おまけに、現社長が辞任をして創業者の孫にあたる人が次期社長になるとのことで、それなりに「社長の器」になるべく教育を受けている人なのでしょうが、大変な難局に3代目で大丈夫? 他に人材がいないのかね?なんてことも感じました。

トヨタの好調は主にアメリカなどの海外での売り上げに支えられていて、国内市場では数年前から「若者の車離れ」などが言われていました。

子供の頃から家に車のある生活に慣れている今の若者は車に対する「飢え」がないのでしょう。

そこに持ってきてゲーム機だの携帯だのパソコンだの、車以外に面白みのある物が身の回りにあふれているのですから、無理して車を買わなくても必要な時に親の車を借りればいいや、レンタカーもあるし、ぐらいに思うのは当然かなあという気もします。

車というのは持つだけで、駐車場に車検などの整備費、保険料、税金などの維持費がかかるし、おまけにこのところのガソリンの乱高下などを見せつけられると、都会などでは特になくてもいいやとなってしまう気持ちもよくわかります。

 

それでも、地方に行けばまだまだ必需品でしょうし、いざ「マイカー」を持ってみるとドア・トゥ・ドアでどこへでも行けるのは、私なんか結構魅力を感じるし何よりも行動半径が広がるので、今はやはり車は自分にとって必要なツールだと思っています。

友人などでトヨタの車を持っている人もいて、乗せてもらうこともあるし、トヨタの社員というのは非常に行き届いたサービスをしてくれるという話は聞いたことがあります。でも、トヨタには私の乗りたい車は今までありませんでした。だから乗ったことはありません。

トヨタが創業家一族ががっちり経営を握って離さないことや、政治献金をたくさんして自民党に影響を及ぼしたりしていることや、社長から経団連会長になった奥田氏の言動にいつも疑問を感じていたりして、個人的に好きではないということもありました。

 

これは、トヨタだけに限ったことではないのですが、最近「乗りたい車」がないんですよね。

私はひところヨーロッパにあるようなちょっと小ぶりで小粋なそれでいて性能がいい車ってないかなあと思っていましたが、国内ではとうとうそういう車は現れませんでした。

小さい車は値段も安いけれど性能がたいしたことなく高速安定性にも疑問がある、性能のいい高級車は乗り心地はいいかもしれないけれど、でかくて取り回しが悪そうという感じなのですね。

内装や色もヨーロッパ車に比べると劣る感じがする、かといって同じぐらいの性能なのに名前だけで国産車より高い値段のヨーロッパ車にも乗る気がしない。

 

今では、このところのガソリンの乱高下にも嫌気がさして、ガソリンを使わないで走る車が出てくれば絶対需要は伸びると思うのに、そんな車を作っている気配もあまりしない。

中国あたりで大衆向けの電気自動車を出すなんて話もあり、結局、日本の自動車メーカーは今までの地位に安住してしまい、危機管理ができていなかったんではないのかなと思ってしまいます。

環境やコストに配慮して、人々の多様な価値観などを加味した新しい時代の新しい車をモーターショウだけではなく、現実に作っていかない限り自動車メーカーの明日はないのだと感じました。

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東京新聞より

今朝のテレビで紹介していました。少し長くなりますが、引用します。

大手16社 内部留保最高 株主重視 減益の中増配も
2008年12月24日 朝刊

 トヨタ自動車やキヤノンなど日本を代表する大手製造業十六社が大規模な人員削減を進める一方で、株主対策や財務基盤強化を重視した経営を続けていることが二十三日、共同通信社の集計で明らかになった。二〇〇八年度は純利益減少が必至の情勢だが、十六社のうち五社が増配の方針、前期実績維持とする企業も五社だった。

 利益から配当金などを引いた内部留保の十六社の合計額は〇八年九月末で約三十三兆六千億円。景気回復前の〇二年三月期末から倍増し、空前の規模に積み上がった。

 過去の好景気による利益が、人件費に回らず企業内部にため込まれている。世界的な景気減速が続く中で、各社は慎重な運営を検討するとみられる。一方で〇八年四月以降に判明した各社の人員削減合計数は約四万人に上り、今後も人員削減を中心とするリストラは加速する見通しだ。

 派遣社員などで組織する労働組合は「労働者への還元が不十分なまま利益をため込んだ上、業績が不透明になった途端、安易に人減らしに頼っている」と批判している。

 減益見通しにもかかわらず増配予想を変えていないのはソニー、パナソニック。これまでのところキヤノンは配当について、〇八年三月期実績水準を維持、トヨタ自動車は未定としている。ただ景気悪化の速さに企業が戸惑っている面もあり、今後は配当を見直す動きが出てくるとの見方もある。

 調査対象は、キヤノンなど電機・精密九社とトヨタ自動車など自動車業界七社。〇二年三月期(キヤノンのみ〇一年十二月期)と〇八年九月末時点の決算資料や各企業からの回答を基に集計。内部留保は法定の積立金を除く剰余金や各種の評価損益などを合計した。


中高年社労士の雛 | URL | 2008年12月24日(Wed)17:12 [EDIT]


やはり労働者の団結が必要

中高年社労士の雛さん
長々書いていただいてありがとうございます。

企業はいつから労働者の雇用に責任を持たず、儲けることだけを考えるようになったんでしょうかね。
竹中氏が政界で要職についた頃からでしょうか。

竹中氏が最近よくメディアに登場するのも「あんた、よく出てこられるね」と思ってみているんですけどね。

労働者を困窮させれば結局国内経済がダメになるということが何故わからないのか不思議ですが、心ある株主に声を上げてほしいとも思いますし、労働者もやはり団結して声を上げることが大事なのだと思います。

おばさん社労士 | URL | 2008年12月24日(Wed)19:19 [EDIT]