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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

年金記録問題はその後どうなった?

一時随分大騒ぎしていた年金記録問題のニュースがとんと報道されなくなりました。

世界同時不況が津波のように押し寄せ、雇用不安が拡大しているのですから、将来の年金なんかより今現在の生活が大事ということなのだと思いますが、お年寄りには切実な問題です。

年金を看板に掲げ、今回の記録問題では様々な点で厚生労働省に協力している社会保険労務士会ですが、「年金記録問題のその後」的なニュースはあまり伝わってきません。

私の支部でも第三者委員会や、社会保険事務所、端末機が設置された市役所などに派遣されている社労士がたくさんいるのですが、そこでの業務がどんな具合なのか、支部の例会でちょっぴり聞いたことはありますが、正式に社労士会としての発表などは聞いたことがありません。

ということで、厚生労働省のHPを見てみましたら、「年金記録問題への対応策の進捗状況」というページがありました。(参照)

いろいろと長々書いてありますが、既に年金を受け取っている人で、記録が訂正になって年金額が増えた人が、過去の分をまとめて受け取れる「一時金」の支払はいつになるのか?という一番知りたいであろうことがこれっぽっちも書いてありませんね。

支払までに6ヶ月から1年近くかかるということになっていますが、一部報道では1年たってもまだ支払われないというケースもあるようです。

支払までに何故時間がかかるのかもよくわかりません。今、振込みなんてATMでチョチョイのチョイとできるのに、数が多過ぎてどうしようもないということなんでしょうか。

 

私が以前テレビで見た人の例では、80代の夫婦で夫が妻を介護する「老々介護」の日々、年金額が少なくて介護保険も思うようには使えず、夫が大変な思いをしながら介護しているわけです。

それが、年金額が増えることとなり、受給権を得た60歳まで遡って差額が支給されるため、百万円以上(正確な額は忘れましたが)のまとまったお金が受け取れることになった。でも1年たっても振り込まれない。何度役所に電話してもさっぱりらちがあかない。そのお金があれば一息つけるのになんて例がありました。

 オンラインが発達している現在、徹夜してでも振込み作業を完遂して差額が支払われるのを待ち望んでいる人たちに早く支払うべきです。

もとはと言えば自分たちのミス、それでなくてもその間の利息をつけない額を支払うんですから、できる限り迅速に処理するのが当たり前だと思うのですが。

厚生労働省は何故そんなことになっているのか、明らかにすべきです。

社労士会も少なからず関わっているのですから、何か発言するってことができないんでしょうか。

 

同サイトには、年金記録の訂正について、平成20年5月から6月までの1ヶ月の記録が掲載されています。

記録の訂正により年金額が変更になる人がいた場合試算するわけですが、その件数が129,451件、変更前後の差し引き年金額差額が67.8億円とあります。差し引き年金額とありますから、受給し始めた時に遡って支給する分の「一時金」の額は入っていないと思われますが、これが多いというのか少ないというのか、私にはよくわかりません。でも、感覚的には結構な額だなあと思います。

これは、1ヶ月だけの記録ですし、「一時金」の分も含めて総支払額は相当な額なんだろうと思います。ただでさえ逼迫している年金財政、どうするのかなあと気になります。

 

年金については、財源をどうするのか、仕組みは今のままでいいのか。など議論すべき問題がたくさんあります。若い人達も含めて国民的な議論をしていくべき問題だと思います。それには、社会全体が関心を持つことが大事です。

私たち専門家はもちろん、メディアも地道に「国民に知らせる努力」を続けていかなくてはいけないなあと思います。

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