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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

お笑いタレントのブログ炎上事件雑感

昨日、お笑いタレントのブログ上に事実無根の書き込みや「殺す」などという脅迫ともとれる書き込みをしたということで、警察が捜査して18人が書類送検される見込みというニュースがありました。

息子や娘が家を出て夫婦二人暮らしになってからは、テレビのバラエティ番組はほとんど見なくなったので、私はこのタレントの名前も初めて聞いたし、ブログも読んだことはありません。

報道によると、このタレントが20年前の殺人事件に関与したかの事実無根の書き込みがなされ、それを信じた人たちが、更に中傷のコメントを書き込むということになったようです。いわゆる「炎上」が起きていたとのことです。

このタレントが殺人事件を起こした少年たちと年齢が近いことや、事件の起きた都内の同じ区の出身であること、「元不良」などという噂がいつの間にか広まったことなどが原因とされていますが、本人も所属事務所も結局何故だかよくわからないとしています。

ネットは匿名性が高いとされますが、プロバイダーに開示を請求して書き込みをした端末機を特定することができるそうです。ただし、漫画喫茶やネットカフェなどから書き込みをすれば、端末機は特定できても誰が書き込みをしたかはわからないので、そのあたりは今後、何らかの措置が必要だと思います。

昨日のテレビや今日の新聞では関連のいろいろなことが報道されました。

その中で、「中傷と意見の違いをどう判断するかは難しい。言論の自由との兼ね合いもある」

というような識者の意見がありました。

 

「中傷」というのは、広辞苑によると、

「無実のことを言って他人の名誉を傷つけること」とあります。でたらめを言ってその人の信用を傷つけるということですね。

対して、「意見の違い」というのはちょっと違うように思います。人は10人10色、立場や価値観の違いにより一つの事柄について意見が違うのはむしろ当たり前です。そんな議論をするのであれば、ネット上というのはむしろ面白い場となるのかもしれません。

「言論の自由」と簡単に言いますが、「自由」の裏には必ず責任が伴います。酒場で仲間たちと酒飲み話をするのと違って、ネットという多くの人の目に触れる場で意見を表明するときには、対立する意見に対してきちんと向きあい、時には、自分の意見が合理的かどうか検証していく必要もあるでしょう。

 

公の場で他人の名誉を傷つけるのは、事実であるなしにかかわらず刑法上の名誉毀損罪(刑法230条)になりますし、それによって損害があれば民法上の損害賠償責任も負います。(民法710条)

名誉毀損罪を免れるのは、それが事実であり公益を図る目的であった場合、又は、公務員または公選による公務員候補者に対しての行いで、真実であることが証明できた場合だけです。

法律上はたとえそれが真実であっても、公の場で人の名誉を傷つけることは禁じられているのです。

まして、事実無根のことで他人の名誉を傷つけるのは論外なのです。

 

と、ここまで書いてきて、日頃の自分の言動を振り返ってみますと、酒場での仲間内や、気のあった人とのメール上などでは、

「弱虫で無能なけちくさい親爺だ」

なんて、平気で言っちゃってますね。

でも、ブログではそんなことは書きません。他の人のブログに書き込んだりもしません。ネットというのは「公の場」なんだということをいつも肝に銘じているつもりです。

時には「酒場での仲間内」というのも他人同士が何人か集まっているということでは、「公の場」になる可能性もありますから、自分の言動には気をつけなくてはいけないということにつきるのでしょう。

人の悪口なんか言わず、人をほめておいしいお酒を飲むように致しましょう。ハイ。

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