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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

資本主義の次にくるのは?

昨日の朝日新聞にマルクス経済学者の大学教授の方の話が掲載されていて興味深かったです。

一時は終わったとされていたマルクス経済学が最近ではまた注目されているとか。

汗水たらしてまじめに働いている人たちが損をしているのは、資本主義が搾取の世界だからとマルクスが見抜いていたから、資本家やそれにつらなる人たちは、マルクスの復活を気にしているそうです。

労働者や農民が資本主義の本質を知ることは、資本家たちにとって怖いことだからだそうです。

私は、大学の一般教養としてマルクスについてほんの少し学びました。

若い頃、彼はドイツの地方都市の新聞社の主筆をしていて、たきぎとして森の枯れ木を集めていた農民たちが、その土地の所有者ではないのだからという理由で森から締め出しをくらった時に反対する記事を書きました。

その時、彼は土地を所有しているという理由だけで農民たちの生きるために必要な枯れ木まで奪っていいのかと疑問に思います。その土地の所有者はそんな枯れ木を放置しているのに。

彼の出発点は貧しい農民たちに対する同情と共感であり、ヒューマニズムであったと私は感じています。

 

新聞紙上の最後では、労働者は政治変革をもたらす主体であり新たな政治と社会の選択肢を求めて労働者が動く時、資本主義を超えるものが出てくる可能性があり、それはマルクスが予言した共産主義かもしれない。として終わっています。

共産主義がうまくいかなかったのは、人間の欲望という際限のない化け物みたいなものをどうしようもなかったからではないかと私は思っていますが、マルクスが考えていたような労働者が主体となった世界革命というのは、結局はなかったのだからこれから起きる可能性もあるということなのでしょうか。

 

共産主義までいかないまでも、初期のマルクスが感じたような貧しい人たちへの同情を持ち、ただ単にいろいろなものを所有していないがために社会の底辺に生きざるを得ない人達に対する共感を多くの人が持つことのできる社会がくれば、もう少しみんなが生きていくのが楽になるのではないかなあと思います。

世代間の対立をあおり、正社員と非正社員というような労働者同士の対立をあおり、あげくの果てはなんでもかんでも自己責任論で片付けようとするような、人と人の協同も連帯もない社会にはなってほしくないなあと思います。

生まれや育ちに関係なくチャンスは平等に与えられる社会、コツコツとまじめに働いている人が報われるような社会、一度や二度の失敗をしても立ち直ることができるような社会であってほしいと思います。

 

そんな社会の実現のために私たちには何ができるんでしょうか。

やはり、おかしいことには声を上げるということが第一歩なのではないかなと思います。できれば仲間とともに。

というと、私の世代は、「労働者よ団結せよ」「起て万国の労働者」なんていうのを思い出すのですが、それらはいかにも硬直した感じがするし、なかなかすんなりとは入っていけませんねぇ。

若い人たちだけではなく、幅広い世代の人たちがクリエイティブに主体的に動き出した時に社会はきっと変わるのだと思います。

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