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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「小が大をのみこむ」買収

以前に何度か「偽装請負」について記事にしました。


「偽装請負」を繰り返していたとして、大阪労働局から業務停止命令を受けた会社を子会社に持つ人材派遣会社クリスタルが、同じく人材派遣会社グッドウィルに身売りをしたとの報道がありました。http://www.asahi.com/business/update/1118/033.html


クリスタルは業界最大手で売上高6000億円、一方グッドウィルは2000億円に満たないそうです。「小が大をのむ」格好になったと報じられています。「偽装請負」という法令違反で急成長したものの、結局それが原因で会社を身売りせざるを得なくなったわけです。


法令違反で儲けても悪事が露見し、長くは続かなかったという構図でしょうか。業務停止命令の影響は相当大きかったようです。


規制緩和の掛け声のもとに、派遣法を整備したということになっていますが、私は製造業までも派遣を解禁としたのはやはり問題があると思います。


「派遣」という働き方は「包丁一本」で各地を渡り歩くような板前さんのように、ある程度のスキルのある人に向く働き方だし、本来はそうであったと思います。いろいろな理由で組織に縛られずに自由に働きたいと思う人が、ある程度のスキルを武器にそれほど不利になることもなく働けていたのが、従来の「派遣」だと思います。


それが、今やスキルが必要な仕事もあるでしょうが、誰でもできるような単純作業にまで広がってしまいました。普通の会社の事務職のような仕事でも正社員と派遣社員、アルバイトなどが混在するのが当たり前となってしまったようです。11月13日に書いた記事「入りたくなる会社」http://srkibou.blog75.fc2.com/blog-entry-71.htmlのM工業のような「机を並べて一緒に仕事するのに給料が違うのはおかしい」から派遣社員は0人で正社員のみという会社は、ちょっと大きな規模の会社では、ほとんどないかもしれません。


社労士試験の受験勉強をした時に「労務管理」という科目もありました。その中で社員のモチベーションを高めるのは何かというような項目で、結局職場の人間関係がうまくいっている時にモチベーションが上がるというようなことが書かれていました。同じ職場で同じような仕事をして働いていても派遣と正社員では、なかなか人間関係をうまくやれといっても難しいのではないでしょうか。


非正規雇用者を増やし、それによって得をするのは企業側だけという構図は早くなんとかしてほしいと思います。「同一労働・同一賃金」を早く実現してほしいと思います。それが無理なら、せめて非正規雇用者の賃金を正規雇用者の8割りぐらいに引き上げるというような法令を作ってほしいと思います。

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