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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

受精卵取り違え事件雑感

先週、受精卵取り違えというびっくりするような事件がありましたが、実は受精卵取り違えは過去にも何件かわかっているということで、さらに驚きました。

このニュースで私がまたまた驚いたのは、体外受精により誕生する赤ちゃんが年間2万人もいて、日本は対外受精の技術が非常に発達していたということです。

「試験管ベビー」なんてことはもうとっくに死語で、不妊治療の一般的な方法として大学病院などではなく、個人で開業している〇〇クリニックなんていう医療機関でも、当たり前のようにやっているんですね。

だからこそ取り違えたら大変だという危機管理は非常に重要だと思いました。

ニュースになった病院のミスの内容はかなりお粗末でした。

受精卵を入れているシャーレにはふたの部分にしか個人を識別できる措置がされていなくて、ふたをとってしまうと誰のものだかわからない、机にふたをとったシャーレが二つおかれると、「どっちがどっち?」状態になってしまうというものでした。

しかも、それらの操作を複数の人が関与することなく、一人で行っていたということで、危機管理のお粗末さが浮き彫りになりました。

 

「赤ちゃん取り違え」、「患者取り違え」など医療現場ではよく信じられない事件が話題となります。

私が娘を出産した病院も比較的大きな総合病院で、1日に5~6人ぐらい産まれるような病院でした。産まれるとみんな病院で決められた同じ産着姿で、結構見分けがつきません。

「取り違え事件などが報道されていますが、大丈夫でしょうか?」

という私のぶしつけな質問に対して、

「産まれるとすぐにお母さんの名前を書いたバンドを赤ちゃんの手と足にはめて、入浴する時も外さず、病院にいる限りつけているようにしますから、取り違えは絶対にありません」

と聞いて安心した覚えがあります。

そのバンドは産まれてすぐ私の目の前で娘にはめられました。退院する日でさえも、「病院の外に出るまで絶対に外さないでくださいね」ときついお達し?を受けました。

 

医療というのは、信頼関係がとても大事だと思います。

日本の医療というのはまだまだ患者側が遠慮して言いたいことも言えないという話を聞きます。

患者側も遠慮せずどんどん疑問を聞いた方がよいのだと思います。

それでいやな顔をするような医者は変えたらいいんですよ。

なんて言いたいのですが、昨今の医師不足や病院不足の状態では、そこに医者がいるだけでもありがたいなんて状況が生まれているらしくて、患者側がはっきりものを言うなんてますます難しいのかもしれません。

 

病院側にミスは起きるのが当たり前という認識のもとに、きっちりとした危機管理をしてもらうように期待したいと思いますが、医療の貧困も結局は政治の無策が影を落としているんだろうなと思うと、どうにかならないのかなあと思います。

出るのはため息ばかりの今日この頃ですねぇ。

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