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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

年金の受給資格期間はややこしい(2)

昨日老齢厚生年金の受給資格期間のことを書きましたが、補足的にもう少し書いておきたいと思います。

まず、受給資格を得るには、昨日の表の中で3つ示しました。

①45歳以降(女性は35歳以降)に加入した厚生年金の加入期間が生年月日により違いますが、一番短い人で15年以上

②厚生年金又は厚生年金+共済年金の加入期間、がやはり生年月日により違いますが、一番短い人で20年以上

③厚生年金+共済年金+国民年金、要するに被用者であった期間が上記二つより少なくて+して自営業その他で国民年金加入の期間のある人で、保険料を納付している(免除期間、合算対象期間含む)期間がこれは原則どおり、生年月日に関係なく25年以上

という3つのパターンがあります。

このうち①と②はかなり長くお勤めだった人で比較的加入期間なども自分で把握できていると思います。ですけれど、生年月日により原則より短い加入期間で受給資格を得られるので、該当の方は、昨日の記事にあるようにへっぽこ社会保険事務所で「25年ないからだめ」なんて言われる例もあるということで注意が必要です。

③の人はこの期間は厚生年金、あとは国民年金をちゃんと支払っています、というように比較的簡単に把握できている人はよいのですが、短期間で転職を繰り返したり、国民年金も払ったり払わなかったりなんていう場合には、しっかりとそれぞれの期間を確認しなければなりません。国民年金は免除期間は資格期間となりますが、滞納していると資格期間にはなりません。

 

また、昨日書いたように「合算対象期間」というものがあります。年金の資格期間には反映されるけれど、年金額には関係ない期間ということで「カラ期間」などと呼ばれています。

昭和36年4月1日から国民年金制度ができて「国民皆年金」が実現したことになっていますが、昭和61年に20歳以上60歳未満の日本に居住しているか、日本の企業に勤めているかしている人が強制加入となるまで、任意加入という入っても入らなくてもよいとされた人がいました。

昨日も書きましたが、代表的なのは被用者年金(厚生年金、共済年金等)に加入している配偶者に扶養されていた人で、現在は第3号被保険者となる人です。専業主婦などが典型的ですね。

お勤めしていた期間が短いとか、国民年金を滞納していたなどという人でも、昭和61年4月1日前にサラリーマンの妻だった期間がある、なんていう人はその期間を足せば受給資格を充たす場合があります。

離婚したり死別したりしていても合算対象期間になります。

その他には、学生が強制加入となる平成3年3月31日以前の期間に学生で加入していなかった期間、海外に在住していた期間などがあります。詳しくはこちらをご覧ください。(参照)

 

受給資格期間を充たせば年金を受給できるわけですが、1カ月でも厚生年金加入の期間があれば、65歳から老齢厚生年金として受け取ることができます。

生年月日によりますが、1年以上の加入期間があれば60歳から受け取れる人もいます。

というわけで、受け取り始める年齢も生年月日により違ってきますので、自分で書いていても年金制度というのは複雑だなあと思います。

納得いかない場合は各地の社会保険労務士会や、最近では市役所などでも無料年金相談をしている場合がありますから、そういうところを利用してご相談なさってください。

社会保険庁の制度のパンフレットのページなどをみるとわかりやすく書かれていますから、それらも参考になさってください。(参照)

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