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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

国民年金保険料の「天引き」

厚生労働省は、厚生年金に加入していないパート労働者の国民年金保険料の給料からの「天引き」を検討しているそうです。http://news.goo.ne.jp/article/asahi/life/K2006112104580.html


将来、無年金や低年金になる人を減らすとともに、低迷する納付率を上げたいとの思惑があるらしいです。国民年金保険料は2005年度の納付率が67.1%と低迷していて、納付率を上げるために本人の了解もなく勝手に免除申請の書類を作成したりしたことが問題になったばかりですよね。

厚生労働省は、現在の制度ができる前は(昭和61年4月1日前)、どちらかというと「入りたくない人は入らなくていいですよ、その代わり将来年金はありません。」というスタンスだったと思います。サラリーマンの妻や学生など任意加入の人がたくさんいたはずです。ですから、無年金や低年金を減らすのが目的というより、本音のところはやはり納付率を上げたいのではないかと思います。


国民年金の保険料免除者の割合は平成16年度で15%となっています。学生特例免除者を入れればもっと大きい割合です。納付率の中には免除者も入っていますから、まともに保険料を支払っているのは5割りぐらいの人となるわけです。


私は、対象者の5割の人がまともに保険料を払わない制度なんて崩壊している状態に近いと個人的には思います。何故そうなったのか。年金保険料を払っても払った分も戻ってこないんじゃ払う意味がないとか、または、将来的に今よりもずっと少ない額しかもらえないんじゃないかと、考えている人が多いということではないでしょうか。いくら、世代間扶養だからと宣伝しても、支払った分も戻らないのでは、その分自分で貯金したり民間の率の良さそうな保険を考えたほうがいいとなるのでしょう。


それから、保険料負担が本当に重い人、そういう人はやはり積極的に免除申請をしていただきたいと思います。まだまだ、免除についてのPRが足りないと思います。


納付率が悪い根本的な原因を究明し抜本的な策を講じようともせず、ただ企業に負担を強いるような「天引き」徴収には、私は強い違和感を感じます。「そんなことする前にやることがあるでしょう」と思ってしまいます。自分たちのやるべきことをやって、どうしようもないという時に国民に負担を頼むのならよいのですが、あまりに安易な策でちょっと賛成しかねるなあと思います。

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コメント


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こんばんは

最近忙しくしておりまして、記事を拝見するも、なかなかコメントが書けませんでした。

国民年金保険料の天引きの問題ですが、300人以下の会社は当分天引き制度を猶予するということなので、なんだか骨抜き制度のような気がしてなりません。日本の企業はほとんどが300人以下の企業ばかりです。

私はやるなら足並み揃えて一斉にしたほうが良いと思います。
障害労働者者の法定雇用率の徴収金制度も300人以下の企業は猶予のまま現在に至っていますしどうも政府は経過措置が好きなようです。

卯年 | URL | 2006年11月24日(Fri)19:48 [EDIT]


卯年さん
おはようございます。

そうですか。300人以下は猶予というところまでは把握していませんでした。まだまだ勉強不足ですね。
これからもいろいろ情報を教えてください。

おばさん社労士 | URL | 2006年11月25日(Sat)10:27 [EDIT]