FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

産みたいのに産めない不幸

昨日は子どもの日ということで子供に関するニュースなどがいろいろありました。

その中で気になったのは、団塊ジュニアと呼ばれる35歳の世代への意識調査結果です。

新聞を読みながらテレビを見ていたので、じっくりは見ていないのですが、今35歳の男性で非正規雇用者の人は7割が結婚したくてもできない、正規雇用の人も3割が同様にできないと答えていました。

結婚している人でも子供は2人ぐらいを望んでいるのに経済的事情などから1人で我慢している人が多いとのことです。(こちらは割合は聞き逃しました)

それは、その世代の人たちに雇用不安があり、子供を教育するのにも金がかかる、自分たちの将来の年金さえ危ないといういろいろな不安があるからということのようです。

ある男性は、子供が2人になると自分が親にしてもらったような教育やその他の余裕のある生活を送らせることは多分難しいので、2人ほしいけれど1人でも大変なのでしょうがないと語っていました。

私は子供を2人産んで育てましたが、実は若い頃は子供というものにあまり関心がありませんでした。好きでも嫌いでもありませんでした。

というのも、私は兄2人の3人兄妹の末っ子でみんなに可愛がられた経験はあっても、小さい子を可愛がるという経験がなく育ってしまったからです。年下の近所の子と仲良く遊んだ経験はありますが、兄のように「お前のオムツ換えてやったんだぞ」なんて体験はしていません。

というわけで赤ん坊などほとんど無縁のうちに母親になってしまったのです。何もかも初めての経験で、「こうしなきゃ」「ああしなきゃ」とどうしても杓子定規に構え過ぎて、かえって辛くなったりということもありました。

実家の母がよく様子を見に来てくれて、「おばあちゃんの知恵」を授けてくれたり、大らかに子供と接するお手本を見せてくれたりして、どうにかまともに子育てができました。

 

そんな状態ですから、子供に対して大変なエネルギーと労力を使い本当に大切な宝物という意識はありましたが、心底かわいいという感覚がなかなか生まれませんでした。気持ちに余裕がなかったんだと思います。育てることに精一杯で子育てを楽しむという境地にはなれませんでした。

2人目が授かった時は全てにおいて余裕を持って接することができました。そのせいか1人目の時よりずっとエネルギーや労力を使っていないのに、「かわいい」という気持ちが自然にわいてきました。子供が2人になって座る間もないぐらい忙しかったですが、「母になった」という実感を持つことができました。

同時に、上の子は今まで一人っ子でいたけれど、私の「母としての視線」を1人で全て背負っていて結構辛かったんではないかと母と子の関係についても考えることができました。

 

独身の若い頃は子供に無関心だった私も、2人の子を授かり育てた今では、小さい子がヨチヨチ歩いていたりすると心から「ちっちゃいなあ」「可愛いなあ」と思って、「あんた、ちっちゃかわいいよ」なんて心の中で話しかけたりしています。

こんな変化も子供を2人授かったお陰と思います。人によるんでしょうが、「母性」というのは持って生まれた遺伝子もさることながら、それに働きかける何かがないと簡単には熟成されないのだと私は思います。

人に強要するつもりは全然ありませんが、子供は1人にしようか2人にしようか迷っている人がいたら私は迷わず「2人にしなさい」と言いたいと思います。

でも前述のテレビを見て、私のごく個人的体験だけで軽々しくそんなことを言えない時代なんだと思って、悲しいことだなあと思いました。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する