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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

生活保護がもらえない!

昨日、NHK教育テレビで生活保護についての番組を見ました。(福祉ネットワーク)


生活保護世帯が何世帯あるか?というのが、以前に社労士試験の選択式社一で問われたことがありました。「こういうの出すかねー」と不評な問題でした。生活保護についても社労士の守備範囲に入るのですね。


現在生活保護世帯は100万世帯を超えました。1995年ぐらいから増えだし、10年で1.6倍になったそうです。受給者は主に高齢者、母子家庭などですが、いわゆるワーキングプア(ほぼフルタイムで働いているのに、生活保護世帯並みかそれ以下の収入しかない)と言われる人たちが少しづつふえているそうです。

番組に出てきた31歳の男性は、高校中退後フリーターとなり何年か生活した後パン工場に正社員として就職しますが、給料が低く生活できなかったため、やむなく派遣社員となります。派遣先の自動車工場で腰を痛め仕事ができなくなったため、しばらくは親族の世話になりますが、「これ以上は無理」と言われてしまいます。


その後、20社以上の面接を受けますが、就職できず自信もなくし行き詰って生活保護のことを思い出し、福祉事務所に相談に行きます。しかし、福祉事務所の対応は冷たいものでした。とにかく就職活動をしなさいの一点張りで保護の申請書さえ渡してもらえません。各自治体では生活保護費を削ることに躍起となっていて若者は論外という雰囲気があるからです。


一日一食も食べることができなくなった男性はホームレスの支援団体「NPO法人 もやい」にたどり着きます。そこの支援者にいっしょに行ってもらって保護申請の意思をはっきりと伝え、ようやく申請書を受け取ることができました。


解説者として出演していたある大学の教授によると、若い男性なら「仕事があるはず」「仕事があれば食べるには困らないはず」という思い込みが行政にも世間にもあり、一生懸命働いても低い賃金しか得られないワーキングプアといわれる人たちが、福祉行政から除かれてしまうということです。


そういう人たちにいったん生活保護を受給してもらって、その後自立支援をするという試みをしている自治体もあります。面接の仕方をアドバイスしたり、その人にどういう適正があるかしっかりと見てあげてそれに見合った職を紹介します。その自立支援サポートをしてから生活保護費の削減に成功しているそうです。誰かに後押ししてもらえないと行動できない人もいるそうです。そういう人たちには有効なシステムです。


街でまだ若いホームレスの人を見かけることがあります。以前は高齢者が多かったと思うのですが、いつの間にか私たちのこの社会は住みずらくなっていくような気がします。


ワーキングプアなどという悲しい言葉は早くなくなってほしいなと思うばかりです。

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コメント


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はじめまして!

はじめまして。平成18年度の試験に合格し、来年事務指定講習を受講予定の妻一人子二人、34歳の団体職員です。
合格はしたもののこれからどうしたらいいのかわからず、いろんなブログを検索していたら鈴木先生のブログに行き着きました。先生の開業記、とても参考になりました。合格後どうしていいかわからず、ちょっとあせっていたのですが、落ち着いて考えることができるようになりました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

しろたぬき | URL | 2006年12月07日(Thu)01:22 [EDIT]


いっしょに頑張りましょう!

しろたぬきさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。

私のつたないブログでも参考になったと言っていただけるととてもうれしいです。
私も開業はしたものの社労士としての仕事を獲得するのは難しいです。いくつかアイディアがあるので今、それを企画書などの形にしようと試行錯誤中です。
いずれ、またブログ上でお知らせしたいと思います。

事務指定講習で何かわからないことがあったら、いつでも聞いてください。応援しています。いっしょに頑張りましょう!

追伸 私はまだまだ「先生」と言われるような人間ではないので、「おばさん社労士」もしくは「鈴木」でけっこうなんですよ。

おばさん社労士 | URL | 2006年12月07日(Thu)10:36 [EDIT]