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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

生き残るのは経営者としての独自の見識がある企業?(2)

以前過去記事で、この不況下でも独自の見識を持つ経営者のいる会社は頑張っているというようなことを書きました。(参照)

今週、久し振りに見たあるテレビ番組に出演していた経営者の方も非常に面白いというか、私がとても共感できる見識を持った方でした。

私はこの会社を知らなかったのですが、地方に本拠を置くめがね店です。全国にチェーン店が拡がっています。つるなしめがねなどのアイディア商品もあります。

最近の売り上げは80億以上とのことですが、利益はたったの数万円なんてときもあり、税務署の査察を受けたこともあるとか。

これは、儲けを会社がほとんどとらずに(内部留保としない)商品の値引きと従業員の賞与に使ってしまうからです。

通常、物の定価には原価代金に上乗せする形で様々な経費などがくっついているわけですが、この会社はそれを極力減らしてブランド品なども4割引きで売っています。

じゃあ、サービスが悪いのでは?

と思いきや、お客さんがお店に来てちょっと座るとすぐさま飲み物が出されます。あまり儲けの出ない面倒な修理なども嫌な顔一つせず積極的にやってくれます。

銀行からの借り入れは何と0円です。

足りない資金はどうするんでしょう。社員に出資してもらうのです。儲けを会社がとらずに社員に気前よく賞与として出していますから、(20代、30代でもボーナス500万円以上の人がざらにいます)会社の資金が足りない時に出資を募ると、みんな出してくれます。もちろん配当がありますから、けして社員の損にはなりません。一時10%の配当を出して、「高過ぎる」と税務署から文句を言われたこともあるとか。

チェーン店は会社で修行を積んだ社員が自己資金+他の社員の出資によりオーナーとして出店するそうです。

 

テレビ出演した経営者の方は、以前他の大手めがねチェーン店で成績優秀な営業マンでした。しかし、創業者の社長から2代目社長に代わってからそりが合わず、管理部門に回されます。そこで、会社が信じられない額の内部留保をしていることを知ります。

単なる駒扱いされていることに嫌気がさし、経営者も労働者もチームとして一体となれる会社を創ることを決意するのです。

この会社では「雇い、雇われ」という関係ではもはやありません。社員も出資者であり、本当の意味で「自分の会社」なのですから。

皆、会社が大好きだそうです。就職希望者も絶えることがないそうです。

 

以前、私は所属する研究会に提出した原稿の中の一文で、「会社と社員はともに会社をより良くするためのパートナーです」と書いたことがありました。

「それは、ちょっと抵抗を感じる人もいる文章だね」と何人かの人に言われて、結局その部分は削除しましたが、私と同じような考え方を実践して成功している経営者がいるんだと知って、とてもうれしかったです。

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