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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「若者に希望を」と思っても・・・

今朝の朝日新聞に『「ヤンキー系」が介護を救う』という老人保健施設の運営に関わっている方の投稿がありました。

投稿者が95年に施設運営に携わるようになったときには、「介護福祉士」という国家資格への期待などから若者、特に女性が介護職に殺到したそうですが、やがて、「重労働」、「低賃金」、「将来性なし」とのイメージが広がり、一気に人手不足になってしまいます。

それを救ったのが「ヤンキー系」」男女だというのですね。

ヤンキー系とは①階層的・文化資本的に低め、②早熟・早婚で旧来型の男女役割観を持つ、③地元(でまったり)志向(以上難波功士氏「ヤンキー進化論」による)

という特徴があるそうで、投稿者の施設の職員の半数が当てはまるそうです。

投稿者の分析によると、学校や社会で居場所の見つけにくかった「ヤンキー系」が自分を必要とする人たちを介護現場で見つけたということです。

投稿者の施設では、彼らの労働意欲を燃え尽きさせないために祭りを導入したりして盛り上げているそうです。

彼らのもう一つの特徴としては「お店気質」(故ナンシー関氏の表現)があるそうで、個人事業主志向が強いということです。

一定の経験と実績を積めば介護事業所を開業できるなどの態勢が整備できれば、「がんばれぱ地元にお店が持てる」という夢をもってもらうことができるとしています。

介護職について厚生労働省は教育や研修など専門職としてのスキルアップに力を入れているが、上からの押し付け的なことは現場にはそぐわない。というようなことも書かれていて、なかなか興味深い意見だなあと思いました。

介護職に限らず行政がいろいろやることは、よかれと思ってやるのでしょうが、現場の感覚とは何かずれているというようなことが結構あるようです。

それは、現場で働く人たちの意見を吸い上げていないということでしょうし、民間の人たちのアイディアなどを生かそうとする体制ができていないということでもあるのでしょう。

 

今、居場所がない又は、居場所がないような感覚を持っている若者はどれぐらいいるんだろうと気になります。

就職氷河期以降若者を使い捨てするような雇用形態が増えました。

人を雇用するときにはその場しのぎの労働力としてではなく、将来に希望をもてるようなビジョンを示すのが雇用主としての責任なのではないかと思いますが、回りの社労士から聞こえてくることは「中小事業主はほんと余裕ないし大変だよ」という話ばかりです。

若者が夢や希望を持てる社会なんてもう来ないんでしょうか。私にできることは何?

介護現場で働く「ヤンキー系」を想像してほほえましく感じながらも、ちょっぴり辛い気分になりました。

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