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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

ベートーヴェンの7番を聴く

結婚記念日 当地では秋らしい湿度の少ないさわやかな連休が続いています。写真は10日の私たちの結婚記念日に娘が届けてくれた花かごです。

その日の晩にニューヨークフィルのベートーヴェンの交響曲第7番を聴きに行きました。

これはネットで偶然公演することがわかり、ちょうど私たちの結婚記念日でもあるしということでチケットをとったものです。私がかねてより大好きで何度もレコードやCDを聴きまくっていたのに生で聴いたことがなかった曲ということもありました。

私は全然知らなかったのですが、この曲は最近若い人の間で評判になったアニメや、テレビドラマで使われたためにベートーヴェンの交響曲の中では比較的マイナーな曲だったのが、結構有名になったとか。

そのアニメやドラマをきっかけに若い人たちがコンサートに来るようになり、マナー違反の振舞いを巡り、古くからのクラッシックファンとのもめ事まで起きているとか。

ネットでその公演について「予習」しているときにそんな話も目にしました。

自分が良いと思う音楽はどんどん聴きにいくのがいいし、音楽は一部ファンのものでもないのであまり目くじらたてるのもどうなのかなと思いますが、どんなマナー違反をしているのかはよくわかりませんでした。

 

さて、そのコンサートホールはよくヨーロッパにあるような舞台の周りをぐるりと取り囲んで客席があるホールです。ですから、舞台の後ろ側、ちょうど指揮者と見合う形の席や横から見下ろす感じの席もあります。

私たちの席は距離的には舞台にとても近くて、舞台を真横より幾分後方から見下ろす感じになる席で、こんな席は初めてでしたが、正面からだと見えない演奏中の指揮者の表情や、オーケストラの後方に座る管楽器奏者やティンパニ奏者の様子がとてもよく見えて、なかなか面白い席でした。

かすかではありましたが、管楽器、打楽器に近いぶん弦楽器とのバランスが崩れて聞こえてくるのでちょっぴり残念でしたが、演奏そのものはとても満足のいくものでした。特にテンポの速い第四楽章の演奏がしっかりとハーモニーが合って圧巻でした。その前に演奏したモーツァルトの「ジュピター交響曲」よりも私はずっといいなと思いました。

 

ベートーヴェンの生きた時代はアメリカの独立やフランス革命などがあり、旧体制が民衆の力で崩されることが始まった時代です。

彼自身も、それまでの宮廷に入り有力者をパトロンとして音楽活動をするという旧来の音楽家とはなりませんでした。

10代から家計を支えるために奔走したり、20代から始まった耳の病の他に腹痛や下痢にも悩まされたそうですが、彼の交響曲には限りないエネルギーを感じます。

そのエネルギーを受け止めて聴かなくてはいけないので、5番、6番、9番あたりも私は好きなのですが、「ベートーヴェンを聴くぞ!」と身構えないとなかなか聴けないのです。でも、何故か7番だけは若い頃からさんざん聴いているせいか、いつでも聴けちゃうんですね。4年ほど前にちょっと大病をした時もよく聴いていました。

開演の30分前に開場となり観客がぞろぞろと自分の席に着く間、舞台では楽団員が思い思いに音出しをしています。いろんな音が不規則に聞こえてきますがとても華やかでワクワクする時間です。私は開演前のこの一時が大好きです。

久し振りにそんな思いを味わったささやかな記念日祝いの夜でした。

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