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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

個の利益と全体の利益

「羽田をハブ化」という前原国土交通相の発言に対して関係各方面から反発やら懸念やらの声が出ているとの報道があります。

成田空港を抱える千葉県知事がかなり過敏な反応(私にはそう見える)をしたことに対して、今朝のテレビ番組でコメンテーターを務める外人タレントが、

「成田については政治的いきさつがいろいろあり、前政権に対して怒るべきなんですよ。怒る矛先が違いますよ。知事は海に向かって叫べばいいんですよ。」

と冗談めかして言っていたのを聞いて思わず「ハハハ」と笑ってしまいました。

専門家の話によると、羽田、成田だけではとても足りないぐらいに需要があるとのことで、成田がすぐだめになるとか、成田にお客さんが来なくなるということはちょっと考えられないとのことです。

むしろ日本全体の利益などを考えると、利便性の高い羽田を24時間稼動の空港にするということは歓迎すべきだと、経済界の一部からも声が上がっているとか。

空港問題はさておき、最近感じることは、「個の利益」を主張する人が増えたなということです。

昔のこの国の人たちは結構おくゆかしくて、「我利我利亡者」(ガリガリモウジャ=自分の利益しか考えない人)などという言葉も生きていて、「個の利益」を声高に主張するということは、非紳士的振舞いだと考えていたと思います。

村全体で力を合わせないと生活そのものが立ち行かないという農耕民族としての歴史も関係しているのかもしれませんが、自分ひとりのためよりも全体のことを考え、自分だけではなくみんなでよくなろうとする志を持つ人がいたと思います。

「社会全体の幸福なくして個人の幸福はあり得ない」という考え方ですね(宮沢賢治の言葉です)

「勝組」とか「会社は株主のもの」とかという言葉には「我利我利亡者」の匂いがして、私は好きではありません。

 

社労士会という組織の中にもそんな空気はあります。

社労士会は加入しない限り社会保険労務士としての仕事ができませんから、仕方なく入っていて組織に対する帰属意識も参加意識も低い会員がいるのも仕方ないのかなと思います。でも、自分の利益につながる話にはしっかり飛びつくなんていうところもあり、それを見せられると複雑な気分になります。

任意で加入する自主研究会でさえ帰属意識、参加意識の低い会員がいるのもちょっとびっくりします。

何だか、国全体の話からちっぽけな社労士会の話になってしまいましたが、「個の利益」と「全体の利益」というのはけして対立するものではないと私は考えています。部分的にはそれはあるかもしれないけれど、大局的には全体がよくなれば個もよくなると思います。だから、少しは全体のことも考えて行動しましょうよと言いたいのですが・・・。

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