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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

たかが名刺されど名刺

昨日から、社会保険庁では窓口に相談に来た人に対して相談を受ける職員が名刺を渡すことになったそうです。

窓口の職員は、臨時という処遇も含めて身分は皆公務員となっているはずですから、そこに来る国民はいわば雇い主であり、お客様でもあります。

そのような人に対して自分の名前も明らかにせずに応対するというのは、やはりおかしかったのですよね。

名札ぐらいはつけているんじゃないのかなと思いますが、昨年、私が知り合いに頼まれてねんきん特別便のことである社会保険事務所に行った時も、応対した人は名札をつけていませんでした。

長妻厚労相は「民間では当たり前のことがなされていなかった」と語っているそうです。

私も年に数回、社労士会から派遣されて地元の金融機関や市役所等で年金相談を担当しますが、必ず県社労士会で配布されている写真つきの名札をつけて、その上で、最初に「社会保険労務士の鈴木と申します。よろしくお願いします」とご挨拶してからお話に入ります。

そういう席で何回か社会保険事務所の窓口で、こんなことを言われた、こんな態度だったというお話を聞いたことがあります。

いずれもほめたのではなく、快く思っていないという内容の話でした。

自分ではあまりはっきり覚えていないのだけれど、脱退手当金の受取書があり、やはりもう厚生年金の受給資格はないのかと一応窓口に行った時に、

何も調べようともせずに、「脱退手当金、もらってたらだめよ」と見せられたその受取書をポンと投げて返して寄こされたと、憤慨して語っていた老婦人。

 

ご主人を亡くされて間もなく、遺族厚生年金の手続に行った時に、

「あなたは第3号だから、保険料払わないでももらえていいご身分ね」と言われたとちょっぴり泣きそうに語った40代の女性。

明らかに自分たちが公僕であり国民にサービスする立場にあるという自覚のない態度です。

過去には、受給資格があるのに窓口でないと言われて、何年も無年金で過ごしたという深刻な例も報道されています。

名刺を渡すことにより明らかにそのような例は減るでしょう。

間違ったことを言っては大変と、勉強して職員のレベルも上がるかもしれません。

 

私も社労士になってからたくさんの方に名刺をお渡ししましたが、名刺を渡すということは自分の言動に責任を持つことにもつながるのだなと思います。

ちょっと前に、社労士会の支部で新入会員の歓迎会がありましたが、その席でお見かけしたことのない方がいらしたので、名刺をお渡ししてご挨拶しました。

すると、「私は、名刺を持ってきてませんので、〇〇と申します。△△に勤めております」

と言われました。こういう席に名刺を持ってこないというのはどういうことなのかなあと考えてしまいました。

彼女は「うっかり忘れてしまってごめんなさい」と言うのではなく、「持ってきてない」と自らの意思で持ってきていないという表現をしたのです。

考えようによってはこちらが名刺を渡しているのにそういう態度は無礼でもあり、一言「申し訳ありません」ぐらいの言葉があってもいいんじゃないかい?と思いますが、かなりシレっとした態度でしたね。支部会員と少しでも親睦を深めようと思えば、そのような態度はとらないだろうし、でもその席に参加したということはそうでもないのかなとも思うし・・・。

彼女が勤めているという△△は社労士と縁のある行政官庁です。

社労士に名刺を配って何かの時に頼まれごとをしたりなんて面倒なことを避けたかったのか、もっと純粋に「癒着」を防ぎたかったのか。

それならそれで相手に不快感を与えないような受け答えがあるはずだよなと、前述のニュースを聞いて、「たかが名刺、されど名刺」というようなことを体験したことを思い出しました。

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