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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

物事を数値化することの難しさ

民主党の事業仕分けが着々と進んでいるようで、傍聴に訪れる人もうなぎ昇りに増えているということです。

国民が関心を持って視るという効果は今後に影響を与えることになるでしょう。

何よりも今までできなかったことを新しく始めたということは画期的だし、来年以降もパワーアップして続けてほしいなと思います。

ただ、ノーベル賞を受賞したお歴々方がおっしゃっているように、はっきりした数字に表しにくいことや、長期的展望の中で判断しなければならないことなどをどう判断していくかということが難しそうですね。

私が所属している自主研究会でも、歩合給のことでそんな話がこの間出ました。

何度か過去記事にちらりと書きましたが、今、私の所属する研究会では来年の発表会に向けて準備を進めています。

私もプロジェクトチームの一員として、他のメンバーとの会合、またメールでのやりとりなどを行っていますが、発表会では普段の定例会の様子を舞台上で再現するということになっています。

メンバーの1人ががいつものようにQ&A原稿を読み上げた後、舞台上でメンバー5人で原稿についてあれこれ質問したり考えたりする、それを四つのテーマで行うということになっています。

一つのテーマが20分ぐらいの持ち時間で、舞台上のやりとりのシナリオを作ります。

 

そんな中の原稿の一つで、歩合給の割増賃金について取り上げることになっています。

その原稿では、運送業で荷物1個運ぶごとに30円の歩合給があり、基本給+諸手当+歩合給がその月の賃金となる会社を取り上げています。

法定労働時間内で配達を終えれば割増賃金は発生しませんが、それを超えてしまうと割増賃金が発生するため、その計算方法についてのQ&Aに原稿が仕上がっています。シナリオとしては歩合給についての疑問や計算方法の解説などをうまく盛り込むという設定になっています。

計算方法としては、歩合給部分と基本給部分をそれぞれ分けて計算すること、基本給部分の係数は1.25だけれど、歩合給部分の係数は0.25でよいというのが結論です。

そこに至るまでの議論として、「要領よく早く配達した人が割増賃金をもらえず、配達に手間取った人が割増賃金をもらって結果的に賃金が増えるという矛盾はないのか」

「担当エリアにより、住宅密集地とか大きなマンションなどがあれば1個あたりの時間は短くてすむし、そうでないと時間がかかる」

そんなことはなかなか数値化するのは難しいですよね。

 

私は、各エリアごとに過去の記録からその地域の1個あたりの配達時間の平均を出し、それを偏差値化して高い人にはボーナスなどで考慮するなんて方法もあるのかなあと考えましたが、数学はすっかりごぶさたで具体的に何をどうするのかと言われると、悲しいかなすらすら答えることはできません。

また、早さだけにこだわると自動車で配達していますから事故などの心配もあるし、1個30円という歩合はそれなりに働く人は納得するんだろうかとも思いました。

シナリオでは、この原稿は賃金制度を考える原稿ではなく歩合給の割増賃金の計算方法を考えるんですからね、としてごちゃごちゃしそうな問題はうまく避けることになっています。

でも、実際のいつもの研究会の定例会では原稿から外れるようなややこしいこともたくさん議論するので、私にとってはとても楽しい場となっています。

発表会に向けて、私にできることをいろいろやってお手伝いしようと思っています。

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